今回は絵本から取り上げてみました。
特に靴にこだわった物ではありませんが子供に読んであげた記憶の中にあり
先日、訪問したお取引先のショールームで見かけたので、
これはと思ったのでご紹介いたします。
ぐるんぱはとっても大きなぞうで、ずっとひとりで暮らしていました。
ひとりでいたので「ぐるんぱ」は汚くて、くさい臭いをしていました。
ある日、それを心配していた他のゾウがジャングルの会議で、
ぐるんぱを働きに出すことにしました。
ぐるんぱはまず、ビスケット屋で働きますが、
張り切って大きな大きなビスケットを作ってしまい、追い出されてしまいます。
次にお皿を作りましたが、また張り切って大きな大きなお皿を作って追い出され、
次のくつ屋でも大きな靴を作ってしまいやはり追い出されてしまいました。
行く先々で失敗を繰り返し、
しばらく行くと子だくさんのお母さんに出会い、
子供たちと遊んでくれと頼まれます。
ぐるんぱが大きなピアノをひいて歌をうたうと子供たちは大喜び。
歌をきいてあちこちから子供たちが集まってきます。
そしてぐるんぱは幼稚園を開きます。
働いて作った大きな物を利用してぐるんぱは子供たちを喜ばせました。
初版が1966年のロングセラー作品で、
ネットで調べたところ2000年に藤井フミヤさん、堂本光一さん主演のテレビドラマ
「天使が消えた街」の中で
取り上げられ、改めて注目を集めたそうです。
ひとりぼっちで寂しくて、くさっていたぐるんぱは、
周囲の助けもあって一念発起して社会に出ます。
でもやる気が空回りしてうまくいかず、悲しい思いをする、
そんなぐるんぱを必要とする子供たちに出会い、自分の居場所を見つけるお話しです。
絵本もいいものです。
本屋さんに立ち寄った際には絵本コーナーでお探しください。
大きなぐるんぱが靴を作るページなんかは楽しい気持ちになりますよ。
作: 西内 ミナミ
絵: 堀内 誠一
出版社: 福音館書店
税込価格: \840
(本体価格:\800)
発行日: 1966年12月15日