2011年10月13日木曜日

oct.13 『佐伯祐三』

bonjour!西日本営業所の西永です。

今日は大正~昭和初期の洋画家「佐伯祐三」についてお話ししたいと思います。

彼は大阪市・中津の光徳寺という寺に、男4人女3人の兄弟の次男として生まれました。

1918年に東京美術学校(現 東京藝術大学)西洋画科に入学、1923年卒業。

翌年1924年、パリに第1回目の渡航。2年間制作に取組み、彼の健康を案じた

家族らの説得に応じ、1926年一旦日本に帰国。翌1927年、2回目の渡航。

佐伯は旺盛に制作を続けていたが、1928年3月頃より持病の結核が悪化したほか、

精神面でも不安定となった。自殺未遂を経て、セーヌ県立ヴィル・エヴラール精神病院に入院。

一切の食事を拒み、同年8月16日、30歳で衰弱死した。

そんなはかなく、短い人生を送った彼の作品はパリの街角、


店先などを独特の荒々しいタッチで描いたものが多い。

佐伯の風景画にはモチーフとして文字の登場するものが多く、

街角のポスター、看板等の文字を造形要素の一部として取り入れている点が特色である。

そんな作品の中で「コルドヌリ」(靴屋)は、現在は福岡県の石橋美術館に展示されており

ある女性のお客様が当社の会長にハガキサイズの「コルドヌリ」の複製を額に入れて

プレゼントされたことから興味を持ち、今回ご紹介する運びとなりました。

小さな路面の靴屋、よく見ると中には店主か靴職人が確認できます。

当社の商品でフランス製のシュートリー「コルドヌリ アングレーズ」や「ビーワックス」、

「Pワイヤーブラシ」はついついこの作品を思い出させてくれます。

現在、原版サイズに近い大きさの複製絵画を発注済み。
本社4階ショールームに展示中です。

是非、お立ち寄り下さい。